2018年7月30日〜8月10日にかけて開催されたインターンシップの様子を学生目線でレポート。地元の学生4人が参加し、与えられた研究テーマに沿って、それぞれがマーケティング戦略を考えました。市場調査をふまえた企画立案をはじめ、発表用のスライドショー作成、実際にゲストを招待してのプレゼンテーションまで、本物のビジネスさながらのプロジェクト提案を体験!
商品の企画・開発や、商品がお客様のもとへ届くまでのプロセスに関心があります。ここでは実際に自分でマーケティング体験ができると聞き、参加しました。
大学で中村社長の授業を受け、パワフルな人柄と話の面白さに自然と引き込まれました。この会社なら、やりがいのある経験ができると思って応募しました。
メモリーのインターンシップに参加した先輩に勧められて参加。将来はコンサルティングや商品企画の仕事を目指しているので、学んだことを役立てたいです。
大学の授業で中村社長のお話を聞き、「とんがったスタイル」など独特の世界観がとても印象的でした。海外と関わる仕事やオーガニックにも興味があります。
ジーベン デリカテッセンの
マーケティング戦略を考える。
メモリーが手がける「プレイアーデン」の新商品を
ペットビジネス市場で展開するために、独自のマーケティング戦略を立案します。
販売コンセプトや販売ルート、販促物、接客方法など、
プロジェクト内容を企画書にまとめ、最終日にプレゼンテーションを実施。
最終日に各自5人以上のゲストをメモリー本社へ招待し、
プレゼンテーションを行う。
まずは、プレイアーデンブランドの歴史や成り立ち、今回の題材となる「ジーベン デリカテッセン」のコンセプトについての説明を受けます。その上で、一人ひとりが研究テーマを設定。インターネットや各種資料でペットビジネス市場の情報を収集しながら、ターゲット層や販売方法、プロモーション方法など、あらゆる可能性やアイデアを検討していきます。
また、初日からプレゼン前日までは、朝の掃除やDMづくり、荷物の整理・運搬など、社員の仕事を手伝いながら、社会人としての心得やビジネスマナーを学びます。
敬語の使い方や間違った言葉づかいなども、その都度丁寧に教えていただけます。就活で恥ずかしい思いをせずに済みそうです。
S.Hさん
荷物運びやDMづくりでは、どうしたら効率よく進められるか4人で話し合い、次第にうまく連携を取れるようになりました。
M.Iさん
近隣のペットショップへ足を運び、ペットフード売り場の動向や売れ筋商品をリサーチします。さまざまなブランドの商品ラインナップや陳列方法、ポスター・POPなどの販促ツールをチェック。店員の方に、売れ筋商品や最近の傾向などを尋ねてみます。すると、無添加やオーガニックに着目したナチュラルペットフードの需要が高まっていることがわかりました。
視察結果をもとに、企画提案の方向性を固め、プレゼンテーションの準備に着手。中間発表に向けて、スライドショーの作成を進めるのと同時に、4人で協力して進行スケジュールや役割分担を決めていきます。
インターネットの情報だけに頼らず、実際に自分の目で確かめることで、新たな発見がたくさんありました。まさに百聞は一見に如かず!
M.Kさん
店舗視察では、ナチュラルフードの種類の多さにびっくり。「どう差別化するか」という視点が生まれたので、企画にも生かしたいです。
N.Kさん
中村社長がゲスト役となり、本番同様のスケジュールでプレゼンテーションの中間発表を行います。ほぼ完成形に近づけた企画も、データ的な裏付けが取れていない点や、掘り下げ不足の部分が多々あり、社長から改善のヒントをもらいました。また発表自体も、ただ文章を読むだけで単調になってしまったり、緊張して早口になってしまったり、反省点がたくさん。説得力や信ぴょう性がなければ、聞き手の心を動かすことはできません。プレゼン資料も発表も、練り直しが必要だと実感しました。
持ち時間が20分あるのに、自分の発表は10分足らずで終わってしまいました。スライドを充実させて、話すテンポを見直します。
S.Hさん
自分の企画には根拠や裏付けがなく、具体性に欠けていることがわかりました。本番までにもっとリサーチをして掘り下げたいです。
M.Kさん
中間発表で中村社長から受けたフィードバックを参考に、プレゼン内容をブラッシュアップ。統計データを調べることで企画の課題を浮き彫りし、軌道修正をしていきます。また、お互いに指摘し合いながら、プレゼンのリハーサルを繰り返し行います。ゲストとアイコンタクトを取ったり、ジェスチャ ーを交えたりして、共感してもらえる方法を全員で探りました。
本番前日には、会場設営とお土産の準備、最終リハーサルを実施。実際にやってみないとわからない問題点も見つかり、いかに事前準備が大切かを学びました。
会場設営の際、効果的な商品のディスプレイ方法を教えていただき、その奥深さに驚きました。もっと勉強してみたいです!
M.Iさん
「行き詰まったら、一度すべて壊して白紙に戻す」という勇気を持つことも大事だと知りました。この経験は今後にも生かしたいです。
N.Kさん
プレゼンテーション当日。招待した家族や友人が来てくれるかどうかドキドキしながらも、無事に全員が目標人数をクリア! プレゼン本番では、実際にわんちゃんを登場させたり、フードの香りを試してもらったり、工夫を凝らしたおかげで場の空気が和み、スムーズにスタート。緊張しながらも、それぞれが自信を持ってプレゼンに臨み、ベストを尽くすことができました。
ところが終盤、時間が余ってしまうことが発覚。手の空いていたメンバーが機転をきかせ、ゲストに渡すプレゼントの使い方を紹介する時間を設けることに。自分たちで解決策を考え、迅速に行動に移せたことは大きな成果です。今日まで学んできたことの集大成となる、貴重な1日になりました。
足を運んでくれたゲストのためにも、今までで一番のプレゼンをしようと思って頑張りました! 今日のすべてが勉強になりました。
M.Iさん
緊張のあまり、プレゼン中は頭が真っ白でした(笑)。でも、家族や友人から「よかったよ!」と言ってもらえてうれしかったです。
S.Hさん
仕事や大学、アルバイトなどで忙しい中、遠いところまで出向いてくれたゲストのみなさんに、改めて感謝の気持ちが芽生えたという4人。最終日は、プレゼンに来てくれた家族や友人に送るお礼状を作成しました。
今回のインターンシップを通して学んだことは、マーケティングの手法やビジネスマナーだけではありません。自分が関わる仕事に責任感を持つこと。上司や同僚、家族、友人など、周囲の人とのつながりを大切にし、信頼関係を築くこと。社会人になるにあたっての心構えを意識するきっかけになりました。みなさん、10日間おつかれさまでした!
中間発表で作成したスライドの9割を作り直したので大変でしたが、責任を持って最後までやり遂げることができてよかったです!
M.Kさん
プレゼン当日までは、準備に追われたり緊張続きで余裕がなかったけれど、終わってみたら大きな達成感と充足感でいっぱいです。
N.Kさん
4人全員でアイデアを出し合い、プレゼンというゴールを目指す貴重な経験ができました。私は内向的でリーダーシップを取るのが苦手なのですが、積極的に意見を出し、みんなと共有できたことで、自分自身が少し変われた気がしています。また、社員のみなさんが熱意を持って仕事をされている姿を見て、社会人のイメージが変わりました。自分もやりがいを感じられる仕事に就きたいです。
プレゼン自体は100点満点とはいえず、点数をつけるなら45点くらいです(笑)。でも、正しい敬語の使い方、ほうれんそう(報告・連絡・相談)やタイムマネジメントの重要性など、将来のために大切なことをたくさん学べました。私は人と話すことが好きで、接客業やサービス業に就きたいと思っています。今回の経験を忘れず、人に喜ばれるサービスを提供できる社会人になりたいです。
今回のインターンシップで最も勉強になったことは、実践的なプレゼンテーションのノウハウです。大学のゼミでもプレゼンの手法を学んでいますが、ここまで実際のビジネスに即した内容ではありません。いかに自分の狭い世界だけで物事を捉えているか、気づくことができました。メモリーのみなさんは、多忙な中でも僕たちのことを気にかけて時間を割いてくださり、本当に感謝しています。
同じ大学の学生も含めて初対面のメンバーばかりでしたが、共通の目標を持つことで、すぐに打ち解けることができました。お互いに意見を出し合ったり、指摘し合うことで、自分ひとりでは難しいことも成し遂げられるんだと実感。また「行き詰まったら、一度すべて壊してみる」という考え方が、私にとっては大きな発見でした。学校の勉強や就活に生かして、自分の視野を広げていきたいです