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自分の想像を超える
体験を積み重ねて、
いまの私がいる。
Eri.J
ライフパートナー事業本部 企画開発部
マーケティング・イノベーション課
2015年入社
メモリーに転職して、2週間が過ぎたある日のこと。私は、輸入貨物をのせた船が入港する埠頭にいました。なぜかヘルメットと安全ベストを着用して……。ドイツからプレイアーデンの製品が届き、積荷の確認が必要でした。目の前には40フィートの巨大コンテナ。その圧倒的なスケールに、ただただ呆然。説明は聞いていたし、通関の入門書で輸入の流れや専門用語も勉強しました。それでも「自分にこの仕事が務まるんだろうか」という不安にかられたのを覚えています。
プレイアーデンの輸入業務は、今でも緊張感のある仕事です。ドイツに送付する書類から、出航や到着日時の確認、製品コストや運賃の支払いまで、現地とのやりとりはすべてドイツ語か英語。ちなみに外国語は大の苦手。どれだけ慎重に翻訳しても、意思疎通ができなかったり、時差や通貨の違いでトラブルが起こったりします。1歩間違えば、予定通りに製品が届かず、販売機会ロスにつながる可能性もある。想像するだけでゾッとします(笑)。だから最大限の努力をして、自信を持って堂々と臨む。失敗から学んで、次に生かす。未経験の自分に与えられた貴重なチャンスを、めいっぱい楽しもうと思っています。
入社からちょうど1カ月が経った頃のこと。プレイアーデンが全国規模のギフトショーに出展することになり、私が企画・運営担当になりました。以前、輸入雑貨店で副店長を務めた経験があり、展示ブースづくりや接客スキルを見込まれての任命です。とはいえ、当時プレイアーデンは設立2年目で、過去の出展記録はほとんどありません。展示商品のセレクトから数量決め、什器やPOP・備品の準備。ディスプレイのシミュレーション、販売・契約のための資料作成、現地までの交通手段やホテル予約まで、すべてを自分で手配する必要がありました。「どの商品をメインで打ち出そう?」「商品や備品が足りなくなったらどうしよう」。悩みながらも、なんとか自力で形にしたくて、社長の指示を仰ぎながら奮闘した。イベントをやり遂げた時は、達成感と安堵感が押し寄せて泣きそうでした(笑)。
現在では、年間10回以上のイベントに出展しています。企画・運営の基盤もできたし、デコレーターさんの協力を得てディスプレイも立派になりました。しかし、これで完成ではありません。商談や折衝スキルに磨きをかけて、世の中にもっとプレイアーデンを浸透させたい。さらに大きな展示ブースでブランドの世界観を伝えたい。課題はまだまだ山積みです。
そして、入社して3年が経ったいま。私は「エバンジェリスト(伝道者)」という肩書きをもらいました。プレイアーデンの商品や、ものづくりにかける想いを伝えていく存在を意味します。この仕事を全うするためには、私自身がプロフェッショナルへと成長しなければなりません。ありがたいことに、周りにはさまざまな分野のエキスパートがいて、毎日が刺激に満ちています。例えば、デザインや写真・文章、Web、ディスプレイなどを担うクリエイターの方々。何もないところから新しい表現や価値を生み出す創作活動をともにし、ものづくりの本質を学ぶことができます。そして、私にとって永遠の目標である社長。常に時代の先を見据えて挑戦し続けるパイオニアであり、人をよろばせることに長けたエンターテイナー。私は自ら「社長のカバン持ち」に名乗り出て、仕事のノウハウや考え方を盗むべく張りついています(笑)。その甲斐あって現在は、入社当時に不安に思っていた輸入業務や商談なども、そつなくこなせるようになりました。
メモリーに入社してから、自分の仕事に対して満足感を覚えたことはありません。マイナスな意味じゃなく、自分で限界を決めて、満足したらそれで終わりだと思うからです。仕事って、未完成だからこそおもしろい。苦手なことや失敗さえも、原動力になる。この感覚は、今まで経験したどんな仕事でも味わえなかったものです。
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